2010年 My Favorite CD

コラリー・クレモン ルゥからの手紙
My Favorite CD として、お気に入りの CD を整理しようと思いましたが、途中から遅々と進展せず、フレンチポップについても、当該 CD 以外に数点あったのですが、先送りして今日に至ってしまいました。
これはいけないと、Coralie Clément (コラリー・クレモン)だけ年内に整理をしました。
心地よい音楽が FM から流れてきて、この人は誰と調べたのが、彼女を知るきっかけでした。
音楽一家に生まれたコラリー・クレモン。
彼女のこのデビューアルバムは、ミュージシャンであり、名プロデューサーの兄、パンジャマン・ビオレーが全面プロデュース。
コラリーも、ヴァネッサ・パラディやジェーン・バーキン、フランソワーズ・アルディを聴いて育ったとのことで、正に私の中の直球フレンチポップでした。
また、国内盤のこのアルバムは、ボーナストラックとして FPM の田中さんのリミックスが入っていました。
2010.12.30

愛内里菜 LAST SCENE (初回限定盤DVD付)
GIZAのアーティストが続いてしまいましたが、このアルバムも、発売と同時に購入しました。
今年で引退ということで、今更のように、いったいどんなアーティストだったのかと、今までの彼女のアルバムを聴き直しました。
デビュー当時の愛内里菜は、トランス系やクラブ・ダンス系の曲が多く、心地よいビートであっても、歌詞に注目するということはありませんでした。
私の中で変わってきたのは、2008年の「TRIP」あたりからでした。
そして2009年の「THANX」、「MAGIC」。
「MAGIC」については、どこかで曲への思いを語っていましたが、今振り返ると、いつの間にかメッセージを感じるアーティストに成長していた事を感じました。
引退の話、そして「HANABI」を聴いた時は、本当に立派なミュージシャンになったことを感じました。
今回のアルバムは「LAST SCENE」ですが、今年発表された曲はどれも心に響きます。
アルバムの最後のメッセージ「おつかれさまでした。みんなありがとうございました。」
本当におつかれさまでした。体をいたわり、自分らしい人生を歩んで欲しく思っています。
2010.10.29

GARNET CROW THE BEST History of GARNET CROW at the crest...
このアルバムの魅力は、何といっても通常盤にはない「 Disc3」の選曲です。
GARNET CROW…。
私自身、歌詞よりはメロディ、リズムが大好きで、歌詞は二の次と考えている傾向が強い中、私にとって GARNET CROWの魅力は、何といっても、 中村由利が作り出すメロディそのものです。
作曲をして別の人に歌詞を書いてもらい、それを自らが歌う。
彼女にとって生み出されるメロディ。それは、彼女自身に流れる音楽で、書かれた歌詞は、自身のメロディの一つの解釈。
恐らく 中村の音楽には永遠に近づけないもの。
心地よいメロディだけが、 中村由利を理解する音楽ではないかと、私は勝手に解釈をしています。
2010.06.01

赤い鳥 コンプリート・コレクション

プレーヤーが壊れて「竹田の子守唄」のLPが聴けない状況の中、どうしても赤い鳥が聴きたくなり購入したのが、ソニーミュージックダイレクトの「赤い鳥 GIFT BOX」でした。
そのアルバムは、4枚組のセレクトアルバムで、しばらくはそれで満足をしていました。
しかしセレクトアルバムは、高校当時に聴いていたアルバムとは異なるため(たとえば「祈り」などは、アルバムの収録の曲順に意味があり)、どうも好きになれません。
結局、2006年11月に、この「赤い鳥 コンプリート・コレクション」を買い直しました。
やはり懐かしいのひとことです。赤い鳥は、当時から非常に完成度の高いグループで、音楽のクオリティも高く、「祈り」のアルバムを聴いた時は、今まで聴いていたフォークソングとは全く異なり、本当にビックリしました。
また、「赤い鳥 コンプリート・コレクション」を購入して一番嬉しかったのは「レア・トラック」です。当時の貴重な音源が満載でした。
2010.02.09

LAURA PAUSINI Best of Laura Pausini
2002年頃だったと思う。沼田(群馬県)の ピエモンテ で食事をしていると、流れている女性ボーカルの歌があまりに魅力的で、聞いてみると、イタリアの ラウラ・パウジーニ とのこと。
帰って速攻で買ったのがこのアルバムでした。
デビューからのベスト盤のため、彼女の歌を知るには最良のアルバムでした。
イタリア音楽というと、ジジオラ・チンクエッティ の「雨」くらいしか記憶になかった中、既にイタリア音楽シーンではスーパースターで、女性ボーカリストとしてヨーロッパでも人気があり、アルバムも大ヒットしていることを初めて知りました。
後にイギリス盤のDVD「Live 2001-2002 World Tour」を観ましたが、非常に熱狂的なライブで、いかに彼女が人気があり、支持されているかがわかりました。(この DVD は、ファン必見です)
ラウラ・パウジーニ については、その後、英語圏向けのアルバムもヒットしましたが、やはり私が好きなのは、イタリア語で歌うアルバムです。
2010.02.02

Petty Booka BLUE LAGOON~ペティブーカの青い体験

1998年。初めて買った Petty Booka(ペティブーカ)のアルバムがこのアルバムでした。
その後、インディーズ時代のアルバムを含め、5枚のアルバムを購入しましたが、その中で、このアルバムは名盤です。
何とも下手そうな二人の歌い方ですが、これが聴き始めるとなかなか頭からはなれず、非常に心地よいものでした。
「WILLIN'」は、Linda Ronstadt のカバーもいいのですが、こちらも聴かせます。
「THE HASEGAWA GENERAL STORE」は、ハワイではよく歌われるとライナーノーツに書いてありましたが、このアルバムで初めて聴きました。
また「ADIOS」に至っては、ペティブーカ 最高と思ってしまいます。
関口和之さんの「UKULELE CALENDAR」の中の ペティブーカ もなかなかです。
途中からメンバーが変わってしまいましたが、やはり ペティブーカ は、初代の Petty(アサノサトミ)、Booka(ススキダユウカ)が印象に残っています。
2010.01.31

ロシュフォールの恋人たち ― オリジナル・サウンドトラック

この映画を初めて見たのは、1998年に DVD が発売された直後で、実に、映画が作られて20年以上経ってからでした。
この映画の魅力は、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック の美しい姉妹もかわいいのですが、何といっても曲がめちゃくちゃ素敵でした。
ジャック・ドゥミ、ミシェル・ルグラン のコンビは「シェルブールの雨傘」を作り、それから2年、さらに磨きがかかった今回の音楽には、完全に魅了されました。
この後、もう10年程前のことですが、「J-WAVE」にゲスト出演していた「川勝正幸」氏が、ミシェル・ルグラン が歌を歌っているアルバムがあって、それがいいと云っていたので、当時、ルグラン のアルバムを探し「Legrand Chante」を購入しました。
ルグランは経歴もさることながら、その才能は、本当にすばらしいと感じました。
フランスに興味を惹かれる中、フランス語を勉強したいと思うようになったのは、この映画だったように思います。
2010.01.28

岡村孝子 私の中の微風
Jazz 中心だった20代も、30代になると、いままで煩わしかった言葉も、どこか恋しくなり、周りで流れる音楽にも、自然に耳を傾けるようになりました。
そうした中で、心惹かれたのは、岡村孝子 さんでした。
当時、このアルバムに収録されている曲をラジオで聞いて、彼女のことを知り、すぐ、アルバムを購入しました。
「あみん」が活動中止となり、一人で音楽活動を続ける中、社会に出て、今までとは違う世界を知り、その中で揺れ動く一人の女性の思い。おぼろげながらも、自分の世界を模索する若い感性に、素直に共感し、応援したいと思いました。
今、聞き直してみても、キラキラした若い才能、勢いを感じる一枚です。
初めて行ったコンサートは、1989.12.16の「CHRISTMAS PICNIC」で、それ以降は、毎年夏と冬の2回、また、多い時は年3回、コンサートに通いました。
特に「コニファーフォレスト」は、2年連続して通いましたが、本当に、楽しいひとときでした。
2010.01.27

BOB DYLAN Live at Budokan

今年、また、ボブ・ディラン が来日しますが、最初に、ボブ・ディラン を観たのは、1978年の、「ボブ・ディラン・ジャパン・ツアー」と題した、11日間の初来日ツアーでした。
東京、大阪、東京でコンサートがあり、後半の東京公演(日本武道館)チケットを手にして、あこがれのディラン を観に行きました。
曲が始まると、何の曲かわからず、歌詞が始まって、初めて曲がわかるというアレンジにビックリ。
また、バックのサックス、フィドル、コーラス等が斬新で、心躍る思いで聴いていたのが、思い出されます。
会場は、外国人の声援もあり、国内外から注目されたコンサートなのだなぁ、と感じました。
最後の、「いつまでも若く」、「時代は変わる」は、勘ぐりたくなるほど意味深に感じられ、自分が、時代のまっただ中にいる思いを感じました。
その後、この時の内容が、アルバムとしてリリースされることを知り、LP を購入して、何度となく聞き返したのを覚えています。
その後、レコードプレーヤーが壊れてそのままになってしまいましたが、CD 再発で驚喜し、買い直しました。
今でも、手持ちの好きな ディラン のアルバムというと、このアルバムになります。
2010.01.25

岡林信康 狂い咲き

高校時代、夢中になって聴いていた、岡林信康 氏。
当時のレコードは、プレーヤーが壊れてそのまま。
時は流れ、フォークソングも、すっかり聴かなくなってしまいました。
それが、1992年に、「復刻盤」としてリリースされた、「狂い咲き」を手にして、一気に、昔の思いが蘇ってきました。
それから、ことあるごとに、聞き返し、その都度、いつも、頭はノックアウト。
当時、この、「私達の望むものは」のアレンジに、びっくりし、酔いしれていたのが、昨日のことのようです。
やっぱり懐かしい。
また、初めて買った、岡林信康 氏の LP は、ビクターSFレーベルの、「岡林信康の世界」で、この CD 化も待っているのですが、こちらは、なかなかリリースされません。
しかし、昨今、岡林信康 氏のアルバムは、紙ジャケット CD のリリースもあり、昔聴けなかったアルバムも、聴けるようになり、大変うれしい限りです。
先日、年末に録画しておいた、TBS の、「情熱大陸」を観て、また聴いてしまいました。
2010.01.23

宮良牧子 心の星

それ以来、何度となく琉球音楽への揺り戻しがありましたが、 宮良牧子さんの歌は、衝撃的でした。
こんなに心に響く歌い手がいるのか。
「 わしたヤイマ」、「 カラ岳」、「 星を追いかけて」などなど。
何気なく、そして、何処か懐かしい光景の「 recorder II」も、彼女らしい世界観が出ていて、好きな歌です。
とても完成度の高いアルバムで、もっともっと、彼女の歌が聴きたくなる一枚です。
彼女の歌を評価し、必要としている人は多く、いつまでも、その人たちに届く歌を、歌って欲しいと思います。
2010.01.20
