2010年 My Favorite CD

                                                                                          2011年 My Favorite CD

コラリー・クレモン ルゥからの手紙 


My Favorite CD として、お気に入りの CD を整理しようと思いましたが、途中から遅々と進展せず、フレンチポップについても、当該 CD 以外に数点あったのですが、先送りして今日に至ってしまいました。
 
これはいけないと、Coralie Clémentコラリー・クレモン)だけ年内に整理をしました。
 
心地よい音楽が FM から流れてきて、この人は誰と調べたのが、彼女を知るきっかけでした。
 
音楽一家に生まれたコラリー・クレモン
 
彼女のこのデビューアルバムは、ミュージシャンであり、名プロデューサーの兄、パンジャマン・ビオレーが全面プロデュース。
 
コラリーも、ヴァネッサ・パラディジェーン・バーキンフランソワーズ・アルディを聴いて育ったとのことで、正に私の中の直球フレンチポップでした。
 
また、国内盤のこのアルバムは、ボーナストラックとして FPM の田中さんのリミックスが入っていました。


2010.12.30

愛内里菜 LAST SCENE (初回限定盤DVD付) 


GIZAのアーティストが続いてしまいましたが、このアルバムも、発売と同時に購入しました。
 
今年で引退ということで、今更のように、いったいどんなアーティストだったのかと、今までの彼女のアルバムを聴き直しました。
 
デビュー当時の愛内里菜は、トランス系やクラブ・ダンス系の曲が多く、心地よいビートであっても、歌詞に注目するということはありませんでした。
 
私の中で変わってきたのは、2008年の「TRIP」あたりからでした。
 
そして2009年の「THANX」、「MAGIC」。
 
MAGIC」については、どこかで曲への思いを語っていましたが、今振り返ると、いつの間にかメッセージを感じるアーティストに成長していた事を感じました。
 
引退の話、そして「HANABI」を聴いた時は、本当に立派なミュージシャンになったことを感じました。
 
今回のアルバムは「LAST SCENE」ですが、今年発表された曲はどれも心に響きます。
 
アルバムの最後のメッセージ「おつかれさまでした。みんなありがとうございました。」
 
本当におつかれさまでした。体をいたわり、自分らしい人生を歩んで欲しく思っています。


2010.10.29

GARNET CROW THE BEST History of GARNET CROW at the crest... 


今年、発売と同時に購入した、 GARNET CROWのベスト盤の Limited Edition 盤です。
 
このアルバムの魅力は、何といっても通常盤にはない「 Disc3」の選曲です。
 
GARNET CROW…。
 
私自身、歌詞よりはメロディ、リズムが大好きで、歌詞は二の次と考えている傾向が強い中、私にとって GARNET CROWの魅力は、何といっても、 中村由利が作り出すメロディそのものです。
 
作曲をして別の人に歌詞を書いてもらい、それを自らが歌う。
 
彼女にとって生み出されるメロディ。それは、彼女自身に流れる音楽で、書かれた歌詞は、自身のメロディの一つの解釈。
 
恐らく 中村の音楽には永遠に近づけないもの。
 
心地よいメロディだけが、 中村由利を理解する音楽ではないかと、私は勝手に解釈をしています。

2010.06.01

Ann Sally day dream 


2003年の5月頃だったと思う。「道の駅 明治の森・黒磯」の「ファーム・レストラン」でコーヒーブレイクをしていると、なんとも心地よい歌が流れてきました。
 
ジャズは聴いていたのですが、その声が誰なのかわからず、思わず店員に流れている音楽の歌手、アルバムについて尋ねました。
 
その結果、この歌手、アルバムの事を知り、帰宅後、早速そのアルバムを購入をしました。
 
また、この事が Ann Sally さんを知るきっかけとなり、その後は追いかけるように Ann Sally さんのアルバムを購入しました。
 
今でも心に残るのはこのアルバムです。


2010.06.01

 

赤い鳥 コンプリート・コレクション 


プレーヤーが壊れて「竹田の子守唄」のLPが聴けない状況の中、どうしても赤い鳥が聴きたくなり購入したのが、ソニーミュージックダイレクトの「赤い鳥 GIFT BOX」でした。
 
そのアルバムは、4枚組のセレクトアルバムで、しばらくはそれで満足をしていました。
 
しかしセレクトアルバムは、高校当時に聴いていたアルバムとは異なるため(たとえば「祈り」などは、アルバムの収録の曲順に意味があり)、どうも好きになれません。
 
結局、2006年11月に、この「赤い鳥 コンプリート・コレクション」を買い直しました。
 
やはり懐かしいのひとことです。赤い鳥は、当時から非常に完成度の高いグループで、音楽のクオリティも高く、「祈り」のアルバムを聴いた時は、今まで聴いていたフォークソングとは全く異なり、本当にビックリしました。
 
また、「赤い鳥 コンプリート・コレクション」を購入して一番嬉しかったのは「レア・トラック」です。当時の貴重な音源が満載でした。


2010.02.09

LAURA PAUSINI Best of Laura Pausini 


2002年頃だったと思う。沼田(群馬県)のピエモンテで食事をしていると、流れている女性ボーカルの歌があまりに魅力的で、聞いてみると、イタリアのラウラ・パウジーニとのこと。
 
帰って速攻で買ったのがこのアルバムでした。
 
デビューからのベスト盤のため、彼女の歌を知るには最良のアルバムでした。
 
イタリア音楽というと、ジジオラ・チンクエッティの「」くらいしか記憶になかった中、既にイタリア音楽シーンではスーパースターで、女性ボーカリストとしてヨーロッパでも人気があり、アルバムも大ヒットしていることを初めて知りました。
 
後にイギリス盤のDVD「Live 2001-2002 World Tour」を観ましたが、非常に熱狂的なライブで、いかに彼女が人気があり、支持されているかがわかりました。(このDVDは、ファン必見です)
 
ラウラ・パウジーニについては、その後、英語圏向けのアルバムもヒットしましたが、やはり私が好きなのは、イタリア語で歌うアルバムです。


2010.02.02

Petty Booka BLUE LAGOON~ペティブーカの青い体験 


1998年。初めて買った Petty Bookaペティブーカ)のアルバムがこのアルバムでした。
 
その後、インディーズ時代のアルバムを含め、5枚のアルバムを購入しましたが、その中で、このアルバムは名盤です。
 
何とも下手そうな二人の歌い方ですが、これが聴き始めるとなかなか頭からはなれず、非常に心地よいものでした。
 
WILLIN'」は、Linda Ronstadt のカバーもいいのですが、こちらも聴かせます。
 
THE HASEGAWA GENERAL STORE」は、ハワイではよく歌われるとライナーノーツに書いてありましたが、このアルバムで初めて聴きました。
 
また「ADIOS」に至っては、ペティブーカ最高と思ってしまいます。
 
関口和之さんの「UKULELE CALENDAR」の中のペティブーカもなかなかです。
 
途中からメンバーが変わってしまいましたが、やはりペティブーカは、初代のPetty(アサノサトミ)、Booka(ススキダユウカ)が印象に残っています。


2010.01.31

 

ロシュフォールの恋人たち ― オリジナル・サウンドトラック 


この映画を初めて見たのは、1998年に DVD が発売された直後で、実に、映画が作られて20年以上経ってからでした。
 
この映画の魅力は、カトリーヌ・ドヌーヴフランソワーズ・ドルレアックの美しい姉妹もかわいいのですが、何といっても曲がめちゃくちゃ素敵でした。
 
ジャック・ドゥミミシェル・ルグランのコンビは「シェルブールの雨傘」を作り、それから2年、さらに磨きがかかった今回の音楽には、完全に魅了されました。
 
この後、もう10年程前のことですが、「J-WAVE」にゲスト出演していた「川勝正幸」氏が、ミシェル・ルグランが歌を歌っているアルバムがあって、それがいいと云っていたので、当時、ルグランのアルバムを探し「Legrand Chante」を購入しました。
 
ルグランは経歴もさることながら、その才能は、本当にすばらしいと感じました。
 
フランスに興味を惹かれる中、フランス語を勉強したいと思うようになったのは、この映画だったように思います。


2010.01.28

 

岡村孝子 私の中の微風 


Jazz 中心だった20代も30代になると、いままで煩わしかった言葉もどこか恋しくなり、周りで流れる音楽にも、自然に耳を傾けるようになりました。
 
そうした中で心惹かれたのは岡村孝子さんでした。
 
当時、このアルバムに収録されている曲をラジオで聞いて、彼女のことを知り、すぐアルバムを購入しました。
 
あみん」が活動中止となり、一人で音楽活動を続ける中、社会に出て、今までとは違う世界を知り、その中で揺れ動く一人の女性の思い。おぼろげながらも自分の世界を模索する若い感性に素直に共感し、応援したいと思いました。
 
今聞き直してみても、キラキラした若い才能、勢いを感じる一枚です。
 
初めて行ったコンサートは、1989.12.16の「CHRISTMAS PICNIC」で、それ以降は、毎年夏と冬の2回、また多い時は年3回、コンサートに通いました。
 
特に「コニファーフォレスト」は、2年連続して通いましたが、本当に楽しいひとときでした。


2010.01.27

 

BOB DYLAN Live at Budokan 


今年、またボブ・ディランが来日しますが、最初にボブ・ディランを観たのは、1978年の「ボブ・ディラン・ジャパン・ツアー」と題した11日間の初来日ツアーでした。
 
東京、大阪、東京でコンサートがあり、後半の東京公演(日本武道館)チケットを手にして、あこがれのディランを観に行きました。
 
曲が始まると何の曲かわからず、歌詞が始まって初めて曲がわかるというアレンジにビックリ。
 
またバックのサックス、フィドル、コーラス等が斬新で、心躍る思いで聴いていたのが思い出されます。
 
会場は、外国人の声援もあり、国内外から注目されたコンサートなのだなぁとも感じました。
 
最後の「いつまでも若く」、「時代は変わる」は、勘ぐりたくなるほど意味深に感じられ、自分が時代のまっただ中にいる思いを感じました。
 
その後、この時の内容がアルバムとしてリリースされることを知り、LP を購入して何度となく聞き返したのを覚えています。
 
その後、レコードプレーヤーが壊れてそのままになってしまいましたが、CD 再発で驚喜し、買い直しました。
 
今でも、手持ちの好きなディランのアルバムというと、このアルバムになります。


2010.01.25

 

岡林信康 狂い咲き 


高校時代、夢中になって聴いていた岡林信康氏。
 
当時のレコードは、プレーヤーが壊れてそのまま。時は流れ、フォークソングもすっかり聴かなくなってしまいました。
 
それが1992年に「復刻盤」としてリリースされた「狂い咲き」を手にして、一気に昔の思いが蘇ってきました。
 
それから、ことあるごとに聞き返し、その都度いつも頭はノックアウト。
 
当時、この「私達の望むものは」のアレンジにびっくりし、酔いしれていたのが昨日のことのようです。やっぱり懐かしい。
 
また、初めて買った岡林信康氏のLPは、ビクターSFレーベルの「岡林信康の世界」で、このCD化も待っているのですが、こちらはなかなかリリースされません。
 
しかし昨今、岡林信康氏のアルバムは、紙ジャケットCDのリリースもあり、昔聴けなかったアルバムも聴けるようになり、大変うれしい限りです。
 
先日、年末に録画しておいたTBSの「情熱大陸」を観て、また聴いてしまいました。


2010.01.23

 

宮良牧子 心の星 


琉球音楽に最初にのめり込んだのは、1993年頃で、 ネーネーズのCD「 あしび」を聴いたあたりからでした。
 
それ以来、何度となく琉球音楽への揺り戻しがありましたが、 宮良牧子さんの歌は衝撃的でした。
 
こんなに心に響く歌い手がいるのか。「 わしたヤイマ」、「 カラ岳」、「 星を追いかけて」などなど。
 
何気なく、そして何処か懐かしい光景の「 recorder II」も、彼女らしい世界観が出ていて好きな歌です。
 
とても完成度の高いアルバムで、もっともっと彼女の歌が聴きたくなる一枚です。
 
彼女の歌を評価し、必要としている人は多く、いつまでもその人たちに届く歌を歌って欲しいと思います。

2010.01.20


私の中での名盤に入る一枚
                                                                                          2011年 My Favorite CD