My Favorite CD
2025.01.14 自分にとって、音楽ってなんなのだろうと考える
年齢が、次の大台に移る前に、今一度、自分にとっての音楽って、どんな関係だったのだろうと考えてみます。
中学生の頃、ラジオ放送を聴き、好きな音楽に触れ、その曲のレコードが欲しくなります。
そして、レコードを聞く中で、徐々に「オーディオ雑誌」を買うようになり、オーディオ機器に興味が湧いて行きました。
また、その頃は、「アマチュア無線」にも興味があって、中学1年生の終わり、蒲田(東京都大田区)に免許を取りに行きます。
そして、親にねだって、受信機、送信機、トランシーバーを購入して、その世界に入っていきました。
そして、音楽が好きなことは変わらず、ちょっとした機器で音楽を楽しみ、コンサートに行ったりといった状態でした。
あの頃は、まとまったお金も無くて、オーディオ機器にお金をかけられませんでしたがない状態でしたが、子供が売れまれた祝い金で最初は、お金がなくて、たいしたものができません。
それでも、そんなことが大好きでした。
スピーカーを買い、スピーカーボックスを作ります。
真空管アンプも、Jazzを聴くには「真空管」とおもい、2A3に興味が湧きます。(300Bが高かったということもあります)
そして、「無線と実験」の1981年5月号に掲載されていた、森川忠勇さん設計の「2A3ppステレオパワーアンプの設計と製作」2A3の、そのGTソケット版の6B4Gを購入しました。
そして、その頃は、大好きだったJazzを聴きまくりました。
聴き、なる前に、前回の投稿からちょうど一年。
2022.12.26 2022年末の音楽事情
前回の投稿からちょうど一年。
昨今の音楽事情について、整理をしてみました。
まずは、2021年の春、奄美との出会いが、私自身の音楽に大きく影響を及ぼしました。
そして、それから1年7ヶ月。
毎日、奄美群島の音楽を聴いて過ごしていました。
それが、ちょっとしたことで、自身を振り返る機会があり、今まで、どことなく感じていた違和感って、何なのだろうと思うようになりました。
一生懸命、奄美民謡を理解しようと試みるのですが、遠い昔の「五つの赤い風船」の歌のように、そこには、私の故郷は無いと思うようになりました。
そして、いったい自分にとっての懐かしい音楽って、何なのだろうと思うようになりました。
そして、毎週、車での移動中、車内で聴く音楽を、なぎら健壱さんの「永遠の絆」にしてみると、一気に、とても懐かしい昔が蘇ってきました。
続けて、ザ・ディラン II の「THE DYLAN II - LIVE ~ 時は過ぎて」をかける。
もう、懐かしいの一言でした。
また、The Carpenters のベストアルバムを聴いてみると、なるほど、私にとっての心の拠り所となる音楽は、このような世界なのだぁと思うようになりました。
そのため、それに気づいてから、「My Favorite CD」も、奄美の音楽一色から変わってしまいました。
また、「My Favorite CD」を振り返る中で、堂々巡りをしている自分にも気づきました。
結局、そういうことだったのだと思いました。
人は、どの時代に、どこで育ってきたのかということから逃げることはできないし、それがとても大きいことを知りました。
2025.2.15 一部修正
2021.12.18 2021年の音楽事情
今年の大きな出来事を、以下にまとめました。
音楽に飢えている人間にとって、奄美との出会いは、とても衝撃的でした。
また、人生も終盤に向かう中、こんなに、ワクワクする、興味を呼び起こす出会いが待っていたとは、思いもしませんでした。
そして、今年の4月以降、音楽の興味は、奄美(奄美群島)一色になってしまいました。
CDも、この間、50枚ほどを購入し、その一部は、「2021年 My Favorite CD」として整理をしました。
知らなかったことが多すぎました。
そして、知れば知ろうとするほど、興味が尽きません。
とても驚いたことは、指宿邦彦さんが言うところの「島内仕様の歌」であり、自分たちで楽しむ「ウタ」との出会いでした。(コラムで、「島内仕様の歌」と表現していた件がありました)
日本国内で、こんな豊かな「ウタ」の文化を持っている地域があるのだろうかと思ってしまいました。
「ウタ」が、日々の生活と共にあって、自分たちが楽しむためにあります。
そして、その歴史は古く、朝花節や仕事歌(イトゥ)など、シマウタも同じだと思います。
つまり、奄美では、古くからあった文化なのだと思います。
商業ベースに乗り、日本全国に発信される歌とは異なり、自分たちで楽しむ「ウタ」なのです。
そして、それを支え続けた島の人たちの存在も大きいです。
今は、なくなってしまいましたが、土産物店のニューグランド、そして、今も島の音楽を大きく支え続けているセントラル楽器の存在です。
過去もそうであり、今も、歌の保存・創出に深く関わっています。
また、島のミュージシャンを支えたライブハウスの「ASIVI」、「MA・YASCO」も、大きな存在です。
そして、毎日聴いている「あまみエフエム ディ!ウェイヴ」は、「シマッチュのシマッチュによるシマッチュのための島ラジオ」を標榜していて、放送をとおして島のミュージシャンを応援し、夏には、入場無料の「大浜サマーフェスティバル」を開催しています。
羨ましい「ウタ」の文化が、ここにはあります。
奄美の音楽事情を知る上で、解説書や研究書もあって、とても参考になりました。
また、ネットでは、中京大学の加藤晴明さんの論文や、鹿児島大学国際島嶼教育研究センターの資料がとても参考になりました。
そして、今後は、少しずつ、民謡、新民謡への造形を深めたく思っています。
「ウタ」は、自分たちで楽しむものであり、域外者の者にとっては、積極的に関わって行こうとしない限り、その魅力が見えてきません。
そう、自分たちで楽しむものですから。
そして、奄美の本当の魅力は、今も、地域で異なるシマグチ(シマユムタ)があり、その地域のシマウタがあって、それを守り続ける文化があることだと思います。
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2021.12.18
2021.12.20 参考となった本画像を追加しました
2022.01.04 微妙な表現を変更しました
2013.01.07 音楽考察
音楽が大好き。
そして、聴いている音楽を振り返ると、自分の年齢とは関係なく、絶えず新しい音楽を求めているのが分かります。
上手く表現が出来ませんが、自分の中では、音楽とはそういうものだと感じています。
若い時も、常に新しい音楽を求めていたし、年をとってもそこは、変わりようがありません。(でしたと言うべきか…)
懐かしい音楽もありますが、求めるのは、いつも新しいリズムや、新しいメロディの音楽になってしまいます。
このコーナーで「My Favorite CD」として、今までに良く聞いていたアルバムを整理したいと思いましたが、取り上げられるのは、ミュージシャンの初期の頃のアルバムが多いように感じます。
若い頃の思いや、世間知らずな部分、若い感性が、自分の中では、大好きな音楽の大きな魅力に繋がっているのだと思います。
しかし、若い感性が、新しい魅力を形成する原動力の一つになりうるとは思いますが、年を重ねる事で得られる魅力もあるはずだと思います。
音楽についても、当てはまるものがあると思いますが、これについては、これからまた深く考えていきたいと思っています。
2013.01.07
2013.01.28 一部修正
2014.01.22 一部修正
2010.02.09 音楽遍歴
高校時代は、フォークソングが大好きで、メロディよりは歌詞、ミュージシャンの言動に魅力を感じて音楽を聴いていました。
当時、フォークソングを生で初めて聴いたのは、1972年に友人と行った、日本武道館の「音搦大歌合(おとがらみだいうたあわせ)」でした。
その時の出演者は、以下のとおりです。
[五つの赤い風船、井上尭之バンド、遠藤賢司、岡林信康、加川良、かまやつひろし、ガロ、高田渡、はっぴいえんど、武蔵野たんぽぽ団、三上寛、山下洋輔トリオ、吉田拓郎、六文銭]
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そして、フォークソングに嵌っていく日々が続いていきます。
どうぞよろしく
[Eary Times Strings Band、シバ、加川良、中川イサト、友部正人、斉藤哲夫]
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高校3年あたりから、徐々に歌詞が煩わしくなり、好きな音楽は、フォークソングから Jazz に変わっていきました。
ニューミュージックの台頭や、フォークソングの変化も影響していたのかもしれません。
Jazz を聴き始めるきっかけは、Keith Jarrett でした。
その後、スイングジャーナル誌を毎月購読し、その世界に突入していきます。(それは、'50年代の Jazz を聴くには真空管で、しかも、直熱管のアンプを製作するという世界でもありました)
ハードバップに興味を持ち、Charles Parker、Bud Powell。また、Art Pepper も大好きなミュージシャンでした。
1981年に新宿西口広場(東京都庁ができる前の場所)で、Miles Davis を見たのも懐かしい限りです。
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その他には…
年越しライブで、初詣をして帰ってくることも、懐かしいイベントでした。
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その間、フォークソングについては、1978年来日の Bob Dylan や、特定のミュージシャンのみ、コンサートがあると出かけて行くという状態で、もっぱら Jazz 一辺倒でした。
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Jazz に拘らなくなったのは、30歳以降になります。
その頃になると、歌詞があるない関係なく、耳に心地よいものなら何でも良いと思うようになり、当時の歌謡曲も聴くようになりました。
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その後は、フレンチ、ケルト、アジアの音楽、クラシック等、何でも聴くようになりました。
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結局、音楽については「NO MUSIC, NO LIFE.」そのもので、今も、音楽の無い生活は考えられないという状況が続いています。
私にとって、音楽の何に惹かれるのか?
客観的に評価していくと、歌詞よりは、まず面白いリズムや、心に届くメロディ、楽器としての琴線に触れる声が強いように感じます。
CD、FM放送を聴いていても、音楽が流れていることが優先されていて、歌詞については、ほとんど、頭に入ってきません。
そこで今一度、聴いてきた音楽を整理し、CD を制作したミュージシャンの思いや、歌詞を正面から受け止め、本当に心揺さぶられたアルバムを、「My Favorite CD」として、記しておきたいと思いました。
2011.11.04 一部修正
2013.02.16 チケット画像を追加
2013.06.04 「音搦大歌合」の出演者を追加しました
2015.11.07 チケット画像を、さらに追加
2020.06.19 チケット画像を、さらに追加
2021.06.09 チケットの並びを変更
2021.07.06 チケットに日付を追加