OpenMediaVault 導入設定 (Orange Pi 3)
Orange Pi 3 に Debian をインストールし、OpenMediaVault が利用できる手順を整理しました。
※.感想
OpenMediaVault については、その後、「Nano pi neo4」、「Raspberry Pi 4 B」にも設定しましたが、USB の外付け HDD との「電源連動スリープ機能」が正しく動いたのは、「Orange Pi 3」のみでした。(HDD は、Logitec のUHR-4BNHEU 使用の場合)
2019.06.01
2020.12.21 アップデートしたら起動不可となった為、今まで使用していた Armbian の Debian から Orange Pi で提供されている Debian に変更して、全面的に見直しを実施
SDカード作成
microSDカードのフォーマット
- パソコン環境が Mac のため、microSDカードのフォーマットは、「SD Association」の Mac 用のフォーマッターを利用しました。
- ダウンロードしたサイト→ https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter/eula_mac/index.html
- 上記フォーマッターを Mac にインストールし、microSDカードをセットして、フォーマッターを起動します。
- 「フォーマット」をクリックしてmicroSDカードをフォーマットします。
OSをダウンロード
- Orange Pi 3用の「Debian」は、以下のサイトの「Debian Image」を使用します。
- ダウンロードしたサイト→ http://www.orangepi.org/downloadresources/
- ファイル名は、「Orangepi3_2.1.0_debian_buster_server_linux5.4.65.7z」となっていました。(2020.12.21 時点)
ダウンロードした「Debian Image」のイメージファイルを、microSDカードに書き込み
- microSDカードを確認するために、Macの「ターミナル」から次のコマンドを入力します。
- $ diskutil list
- この例の場合、microSDカードは、「disk2」であることがわかります。
- イメージファイルを書き込むために、microSDカードをアンマウントします。(コマンドは、microSDカードが「disk2」の場合です)
- $ diskutil unmountDisk /dev/disk2
- 「dd」コマンドを利用して、イメージファイルをmicroSDカードに書き込みます。(コマンドは、microSDカードが「disk2」で、イメージファイルのあるフォルダにルートを変更した時の場合です)
- $ sudo dd if=Orangepi3_2.1.0_debian_buster_server_linux5.4.65.img of=/dev/rdisk2 bs=8m conv=sync
2020.12.21 全面的に見直し
インストール
Orange Pi 3 に mocroSDカードをセットして、起動します。
以下の内容でログインします。
- orangepi3 login: root
- Password: orangepi
リポジトリ一覧の更新とパッケージのアップデート
- # apt-get update
- # apt-get upgrade
再起動します。
OpenMediaVaultインストール
OpenMediaVault本体をインストール
- # wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash
インストールが終了して再起動されます。
2020.05.20 全面的に書き換え
eMMC に SDカードの OS を格納
eMMC への OS 書き込み
今回購入した「Orange Pi 3」は、eMMC 付きなので、eMMC から起動できるようにします。
- ターミナルより、以下のコマンドを実行します。
- # sudo nand-sata-install
- 「Boot from eMMC - system on eMMC」を選択し、「ext4」を選択します。
- 以下の画面が表示され、「Power off」を選択して、電源を落とし、SDカードを外します。
※注意
起動後は、/etc/fstabのUUIDがSDカードの値になっているため、eMMCのUUIDの値に変更します。
2019.10.11 一部の内容を変更
2020.04.07 一部の内容を変更
2020.05.19 UUIDの変更記述を追加