Xubuntu 20.04 導入設定 (Raspberry Pi 4 B)
Raspberry Pi 4 B に、「Xubuntu 20.04」をインストールする手順を整理しました。
2020.05.24
2020.09.24 Ubuntu が 20.04.1 にアップデートされていたので、内容を見直し
2021.09.20 Ubuntu が 20.04.3 にアップデートされていたので、内容を見直し
SDカード作成
microSDカードのフォーマット
- 昨今は、Raspberry の「Raspberry Pi Imager」を利用しています。
- ダウンロードしたサイト→ https://www.raspberrypi.org/software/
- バージョンは、v1.6.2 でした。(2021.9.20時点)
- microSDカードをセットし、「Raspberry Pi Imager」を起動します。
- Operating System蘭で「ERASE」、Storage蘭で「セットしたmicroSD」を選択、「WRITE」をクリックし、microSDカードをフォーマットします。
OSをダウンロード
- OS は、同じく「Raspberry Pi Imager」を使用します。
- Operating System蘭で「Other general purpose OS」→「Ubuntu」→「Ubuntu Server 20.04.3 LTS (RPi 3/4/400) 64-bit」を選択します。
- Storage蘭で「セットしたmicroSD」を選択、「WRITE」をクリックして、OSを書き込みます。
インストール
Raspberry Pi 4 に mocroSDカードをセットして起動します。
ubuntuパスワードの変更
- ubuntu パスワードの変更画面になるので、カレントパスワード(ubuntu)を入力し、新しいパスワードを設定します。
- ubuntu login: ubuntu
- Password: ubuntu
- :
- :
- You must change your password now and login again!
- Changing password for ubuntu.
- Current password: ubuntu
- New password: 新しいパスワード
Retype new password: 新しいパスワード
リポジトリ一覧の更新とパッケージのアップデート
- $ sudo apt update
- $ sudo apt upgrade
Xubuntuデスクトップをインストール
- $ sudo apt install xubuntu-desktop
- ディスプレイマネージャーの選択画面である「Configuring lightdm」の画面が表示されるので、そのまま「Ok」で返答
- 「gdm3」 と 「lightdm」 の選択画面になり、 「lightdm」 を選択
再起動します。
日本語化設定(CUI設定)
日本語関連のパッケージをインストール
- $ sudo apt install $(check-language-support -l ja)
タイムゾーンの設定
- $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
日本語キーボードの設定
- 今回、「OADG 109Aキーボード」に設定します。
- $ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
- $ sudo localectl set-keymap jp-OADG109A
再起動します。
固定IPの設定(CUI設定)
netplanフォルダに、yamlファイルを追加作成
- /etc/netplan フォルダに、すでに以下の yaml ファイルがありました。
- 50-cloud-init.yaml
今回は、新たに、「99-cloud-init.yaml」を作成します。
- $ sudo nano /etc/netplan/99-cloud-init.yaml
- 字下げは、TABキーを使用せず、スペースキーにて行います。(「192.168.1.5」にする場合)
- network:
version: 2 - ethernets:
eth0:
dhcp4: no
dhcp6: no
addresses: [192.168.1.5/24]
gateway4: 192.168.1.1
nameservers:
addresses: [192.168.1.1]
yamlファイルを反映
- $ sudo netplan apply
x11vncの設定(CUI設定)
x11vncのインストール
- $ sudo apt install x11vnc
vnc接続時のパスワードを設定
- $ sudo x11vnc -storepasswd /etc/x11vnc.passwd
- Enter VNC password:xxxxxxxx
- Verify password:xxxxxxxx
- Write password to /etc/x11vnc.passwd? [y]/n y
- Password written to: /etc/x11vnc.passwd
自動起動の設定ファイルを作成
- $ sudo nano /etc/systemd/system/x11vnc.service
- [Unit]
- Description=x11vnc (Remote access)
- After=network-online.target
- [Service]
- Type=simple
- ExecStart=/usr/bin/x11vnc -auth guess -display :0 -rfbauth /etc/x11vnc.passwd -rfbport 5900 -forever -loop -noxdamage -repeat -shared
- ExecStop=/bin/kill -TERM $MAINPID
- ExecReload=/bin/kill -HUP $MAINPID
- KillMode=control-group
- Restart=on-failure
- [Install]
- WantedBy=graphical.target
リロード
- $ sudo systemctl daemon-reload
サービスの有効化
- $ sudo systemctl enable x11vnc.service
x11vncの起動
- $ sudo systemctl start x11vnc
Sambaの設定(CUI設定)
Sambaのインストール
- $ sudo apt install samba
Samba用アカウントの作成
- 「Samba用アカウント」は、既にあるアカウント、または、新たに作成したアカウントを指定します。
- $ sudo pdbedit -a 「Samba用アカウント」
- new password:xxxxxxxx
- retype new password:xxxxxxxx
smb.confの編集
- $ sudo nano /etc/samba/smb.conf
smb.confの編集項目
- 「Global Settings」の「####### Authentication #######」の「map to guest = bad user」の先頭に「#」を入れて、コメントアウトする。
- 「Share Definitions」の[homes]と、それに続く「comment = Home Directories」、「browseable = no」の先頭の「;」を外す。
- 上記の行に、以下の内容を追加する。
- path=/home/%S
- writable = yes
- create mask = 644
- directory mask = 755
- その下の方にある「read only = yes」の先頭の「;」を外し、「read only = no」に変更する。
リロードsmbd、nmbdの実行
- $ sudo systemctl start smbd nmbd
起動時の自動実行化
- $ sudo systemctl enable smbd nmbd
※.もし、
smb.confを変更した時は、以下のコマンドで再起動
- $ sudo systemctl restart smbd nmbd